石坂 わたる さん (無所属、現2)
質問2.あなたの”強み”を教えてください。(子育て以外でもOK)
養護学校教諭(旭出学園《私⽴》)、中野区⽴第七中学校・第⼗中学校介助員、 豊島区⽴教育センター(特別⽀援教育巡回指導員/⼼理職)、私⽴専⾨学校⾮常勤講師(横浜こども専⾨学校保育 科・東京福祉専⾨学校児童福祉科)、 OZONE⼦育てふぁ〜むキッズパティオや中野区社会福祉協議会ほほえみサービスでの保育(保育⼠資格有)など で仕事をし、⽀援をしてきました。
そうした中で、障がいの有無や家庭の状況など様々なお⼦さんや、保護者の⽅と、公⽴・私⽴や学校内外などいろ いろな現場で出会い、話し合い、かかわりを持ってきました。 板挟みとなって悩むこともありますが、これからも、学校や教育委員会とご家庭との橋渡し役や、 ⼦どもさんやお父さん・お⺟さんの悩みを受け⽌め、困りごとの解消をするために⼀緒に考えていける⽀え⼿となれればと思っています。
質問3.ご自分はどのような幼児・小学生でしたか?簡単なエピソードを教えてください。
LGBT(のG)である自分について悩んだり、「みんなと違う」ということでいじめられ、幼稚園を登園拒否をしたりしたこともある子どもでした。
(小石を投げつけられる、犬の糞を口にさせられる、待ち合わせをして置き去りにされる、画びょうを上履きに入れられる、筆箱の蓋の裏側にいたずら書きをされる、集団下校の際に後ろからふくらはぎを延々とけられる、遠足のときに同級生から下級生に「あのお兄ちゃんはヘンだからいう事を聞かなくていい」と言われるなどがありました)
小学校高学年の時に自分に嫌がらせをしてくる子たちが、他のだれかの抑圧や暴力でつらい思いをしていることがあるということに気が付いてから、自分をいじめてくる子たちに対して、媚びることなく親切にしたり、庇うことをできる範囲でしていこうとし始めました。
私とクラスメイトが一緒にいるとき、すれ違いざまに私に対して「ったく、このバカが!」と吐き捨てていった他クラスの子がいました。
私のクラスメイトは自分たちに対して言われたのだと思い、その子に手を上げようとしました。その時、私はとっさに「暴力はダメ!」とクラスメイトを止め、大ごとにはならずに済みました。
その翌日以降、私に悪口を吐き捨てたその子と少しずつ仲良くなっていくことができました。
質問4.有権者アンケート「未来の中野区議さんへ質問したいこと、ありますか?」の有権者の質問から、1つ自由に質問を選びご回答ください。
【選んだ質問⇒No58 : 多様な人と共生する地域づくりのためには、子供たちが一人ひとりが個人として受容されることの良さや安心感がもてる教育環境づくりが大切です。そのためにできることは何だと考えていますか。】
様々な学校において、「みんな同じで⼀緒。だから仲良くしようね」、「〜ちゃんは障がいがあるから、親切に してあげようね」、「障がいのある⼦は純粋無垢なんだから差別しないで受け⽌めてあげなきゃ」というような教員から⼦どもたちへの声掛けや、教員同⼠の会話に違和感を覚えてきました。
学校の中には、障がいのある⼦、LGBTの⼦、外国にルーツのある⼦など様々な⼦どもたちがいます。そして、 健常児でLGBTではない⽇本⼈の⼦においても得意な勉強、好きなスポーツ、家庭の⽅針、趣味・特技・性格など は様々です。
障がいのある⼦が障がいのない⼦を気遣ってあげる場⾯だってあります。障がいがあってもあってもなくても、誰 もが苦⼿なことはカバーをしてもらえて、躓いた時には⽀えてもらえることが⼤切です。
障がいのある⼦の集団でもずるがしこい⼦やいたずら好きの⼦もいます。純粋無垢でなくてもまずはありのままの 存在を認めて受け⼊れることから始めることが必要です。
みんなバラバラ、みんな違う、だからこそ素晴らしい。迷惑をかけあったり助け合ったりしながらお互いに安⼼ した関係づくりができる。違いを認め合いながら仲良くしましょうという保育環境・学校環境・地域環境を創っていきたいと思います。
また、そうした観点から、中野区のユニバーサルデザインの考え⽅をあらゆる場⾯で広げていけるように後押しし
ていきたいと思います。
自由記述 (有権者からの質問に追加で答えてくだされば大歓迎ですし、ご自身のウェブサイトのURLを記載いただいても構いません。好きなことをご自由にお書きください。)
職場は別ではありましたが⼦どもと関わる仕事をしていた私の知⼈が、仕事でかかわってきた⼦から殺されてしまったできごとがありました。
その知⼈が最後に何を思ったのか、あれこれ想像はできても、知ることはできません。
しかし、お通夜で聞いた弔辞の中で、「故⼈は『⼦どもが怒りを爆発させている時にはぎゅっと抱きしめてあげることが⼤切なんだよ』と⾔っていた。
そして、故⼈はいつも⽣傷が絶えなかったが、それを苦痛とはしていなかった」という話がありました。
⾃分が現場で働いていた時、「テメェ、そこをどかなかったら殴るぞ」と⾔ってきた⼦に対して、怯むわけにも やり返すわけにもいかない中で、 異動したての⾃分はその⼦の気持ちを落ち着かせることや説得をすることがうまくできずに、結局殴られてメガネ が破損した出来事があったこと。
刃物を向けた⼦と刃物を向けられた⼦の間にとっさに割って⼊ったものの睨みあいとなってしまい脂汗を流しつつ、なんとかその⼦の気持ちを 切り替えさせて刃物を⼿放してもらうことができたこと。
そして、その⼦たちがどんなにつらい体験をしてここまで怒るに⾄ったのかを考えて悲しくなったことを思い出しました。
⼦どもと関わる現場の職員も、議員も、スーパーマンでもなければ、魔法使いでもありません。
⼦どもたちの笑顔や、お⽗さん・お⺟さんたちのほっとした顔につながるような解決ができて⼀緒に喜べる時もあれば、 限界を感じて悩んだり、期待に応えられず気落ちすることもあります。
しかし、この世に⽣を受けた⼦どもたち、⼤⼈に向かって成⻑をしていく⼦どもたち、そして彼らと関わる、お⽗さんやお⺟さんや現場の教員・職員が 不安や孤⽴を感じることがない社会をつくっていけるよう、そして、笑顔を増やしていけるよう、 今後も議会においてさまざまな解決すべき課題の指摘をし、よりよい状況にしていく提案を⾏っていきたいと思い ます。
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