河合 りな さん(立憲民主党、新)


質問2.あなたの”強み”を教えてください。(子育て以外でもOK) 

(1) 私には、2歳と5歳の2人の子どもがいます。現役子育て母として、当事者目線で切実さをもって子育て世代の皆さまに寄り添い、政策を見直せるところが強みです。

講座、お話会、SNSなどで情報を分かりやすく発信しながら、中野区でみんなで一緒に子どもを育てていこう!という気持ちで子育て世代や地域を繋げていきたいです。

現在の中野区議会には、子育て中の父はいても、子育て中の母がいません。

酒井区長の「子育て先進区へ」として進める新しい政策や内容に、子育て当事者の視点、女性の視点を入れて後押しして、子育てしやすい、弱者に優しい街にしていきたいです。

子育てしやすい街は、誰もが過ごしやすい街です。子育て世代の声を届け、すべての子どもたちを支援することは、持続可能な街をつくることにつながっていきます。子どもをはじめとするすべての区民の皆さまをとりまく現状の課題と未来のため、すべての課題に真摯に向き合っていきます。


(2) 女性の意見を区政に届けられること。

生活に多く関わっている女性の意見反映は区政に必須です。現在の中野区議会は、男性33(80.5%)、女性は8(19.5%)のみで、女性議員割合は東京23区で下から2番目の22位です。女性、障がい者、若者、性的マイノリティなど、様々な立場の区民を代表する議員が区議会にいることが望ましいと考えています。


(3) 広報やデザインの仕事経験から、区の課題について、わかりやすく視覚的に皆様にお伝えできること。

忙しい区民の皆さんの代理人として、その声を届けることはもちろん、「今、中野区で何が起きているのか」「何が課題で、どう自分たちと関わるのか」、短時間で焦点を把握でき、区政への興味が高まる視覚的なわかりやすい情報提供を行なっていきます。

トップダウンや一方通行ではなく、区民の皆さまとのやり取りが見える活動を心掛けていきたいです。


質問3.ご自分はどのような幼児・小学生でしたか?簡単なエピソードを教えてください。

静岡市生まれですが、幼少期は石川県石川郡という金沢の隣町で、山も海も街も畑も田んぼも近くにある地方住宅地にて、元気いっぱいに保育園へ通っていました。小6まで男子に間違われるようなやんちゃで真っ黒な子どもでした。

小学生時代に親の離婚を経験。以来、兄とともに、家事やアルバイトで母を助けてきました。ひとり親家庭の貧しい生活の中でも、想像力たくましく、大好きな三國志実写化のため、将来映画監督になりたいと思っていました。


質問4.有権者アンケート「未来の中野区議さんへ質問したいこと、ありますか?」の結果から、1つ自由に質問を選びご回答ください。

【選んだ質問⇒No11 : 乳幼児を家庭で保育している世帯、いわゆる専業主婦世帯への行政による子育て支援の必要性を感じていますか?また、どんな支援が必要だと考えますか。】 

専業主婦(夫)の方、産休育休中の方は、育児を全面的に担う立場となっており、負担が大きく、支援が必要と考えています。

特に、「孤育て」とならないよう、地域で相談できる機関や友人、居場所をつなぐサポートが必要です。

具体的には、児童館や子育てひろば、子育て支援団体との連携で、赤ちゃんと活発に動きたい幼児がそれぞれに安心して過ごせる場の確保、そしてただの居場所だけではなく、子育てに一定の知識を有する職員を配置して子育て相談をしたり、季節行事やイベントを行い、保護者が一緒に楽しみ交流しながら子どもと共に成長していける乳幼児親子事業の充実です。

区では23年も児童館の職員を新しく採用していないので、現存の児童館職員は高齢化しており専門性を引き継げていません。民営化で、低賃金とされる学童クラブでの人材確保は課題もあり、また中高生には居場所がありません。長いスパンで子どもを見守る体制を行政が主導し、乳幼児から中高生までのセーフティネットとなる児童館が必要です。児童館は全廃させてはいけません。

また、24時間365日続く子育ての日々にも休みが必要です。リフレッシュや万が一倒れた時の対策も含め、いつでも安心して利用できる一時保育の拡充が不可欠です。

そのためには安心して預けられる施設・人が不可欠となり、保育園など預かり施設への支援、先生方の研修の拡充など保育の質を担保し、問題があった時には区が責任を持って介入すること、また一時保育の予約手続きをインターネット化して取りやすくするなど、子育てを一人で抱え込まずみんなで育てていく土壌を作っていく必要があると考えます。


【自由記述欄】 ご自由にお書きください。(有権者アンケート結果からの質問に追加で答えてくだされば大歓迎ですし、ご自身のウェブサイトのURLでも構いません。好きなことをご自由にお書きください。)

【選んだ質問⇒No30 : 区民の声を気軽に聞いて行動に移すには、具体的にどのようなことができますか?マニフェストを実行するには具体的にどのようにしますか?】

講座、お話し会、SNSなどを通して、皆さまの困りごとや相談をお聞きする場を積極的に持ち、行政との橋渡しを行っていきます。個別の具体的な相談を通じてこそ見えてくるであろう行政課題については、問題意識をしっかり持って細かく改善を提案していきます。

また専門外の問題についても、区民の皆さまの生の声を聴かせていただきながら勉強していきます。

一般の区民目線での施策の見直しも行い、財政の健全化により子育て支援に財源を確保していきたいと考えています。予算が必要なマニフェストについては、現場の職員の方と共に課題点を探り、また議会においても理解をいただけるように、努力していきます。


【選んだ質問⇒No50 : 地域全体で子育てするために、こどもの発達や育ちに大切なことを大人が考え、行動する事が大事だと思っています。こどもの成長したいという欲求、芽を潰さず伸ばすために具体的にどんな事が必要だと思われますか?】

子どもの育つ環境は様々です。

2019年度に区で実施予定の「子どもの生活実態調査」の結果を活用して、すべての子どもを対象に「子ども目線」で様々な施策を見直すことが必要だと考えています。

児童館やすこやか福祉センター、区で設置予定の児童相談所とも連携して、まずは虐待防止、子どもの権利条例をベースに子どもを中心とした環境づくりに努め、「子どもが挑戦する機会、失敗できる機会を奪わないこと」「様々な出会いを生む居場所を提供すること」「子どもが自分の気持ちに向き合える環境を整備すること」などを保障していきたいです。

具体的には伸び伸びと自由に遊べる魅力的な公園や、自然や遊びを通して学ぶプレイパークの整備、児童館などでの親子支援、保育園・幼稚園・学童クラブなどすべての保育施設で保育の質を高められるようなあらゆる支援、研修体制の拡充、保育士や学校の先生の労働環境の改善など子ども関連の環境を整えることも、子どもの芽を潰さず伸ばしていく上で大事なことだと考えます。

また保育園の民営化をする場合は子どもへの負担が最小限で済むよう、今後策定予定の「保育の質ガイドライン」の活用をして保育の質が保たれるよう区としても調査・監督し、問題が起きた場合は区も責任を持って対応していく必要があります。

また共働き世帯が増えたことによって、PTAなどの無償労働(アンペイドワーク)が支えてきた地域の力が見直される時代になってきており、従来のやり方で継続していくことが難しくなってきています。

これまで家庭、地域、保育・学校等で子どもを応援してこられた地域力に、新しいやり方を見つける支援をしていくことで、「子育て先進区」としてさらに社会全体で応援していく方向に拡げていきたいと考えています。


●区長が代わっても、議会の構成が変わらなければ「子育て先進区」も公約も実現できません。

区民の声、子育て世代の声を区に届け、区政を変えるチャンスは今です!!


●保育の質について

次々と変化していく社会、幼稚園教育要領、保育所保育指針の改定など教育改革の中で、区の基準として幼児教育の質を確保するには最新の研究を反映した人材育成、長年培ってきた障がい児の支援体制(インクルーシブ教育)も生きている区立幼稚園、区立保育園は必要です。また民営化しても、行政が保育・教育、現場、人材教育を手放さず、調査・監督、必要に応じて指導について責任を持って行い、区立でも私立でも等しく保育の質が保たれることが必要不可欠です。

区で策定予定の「保育の質ガイドライン」が保育現場で有効に活用され、子どもひとりひとりの個性を尊重し、伸ばしていく環境をつくっていくことが子育て先進区のベースになると考えています。


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2019年4月21日 中野区議会議員選挙 特設サイト

子育て環境向上委員会@中野

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