森 たかゆき さん (立憲民主党、現3)
質問2.あなたの”強み”を教えてください。(子育て以外でもOK)
・4歳の子どもがおり、子育て当事者の立場で子育て支援政策を考えられること。特に、待機児童、3歳の壁、保育園民営化など、保育の今日的な問題を当事者として経験し、議会での議論に反映してきました。
・子育て議員連盟や若手議員のネットワークがあり、子育て支援に熱心に取り組んでいる多くの仲間に恵まれていること。他自治体の先進的な政策の情報を得たり、国会議員への働きかけに参加したり、判断に迷った時に相談をしたりと、このネットワークを活かしています。
・子育て支援に限らず、具体的な政策提案を心がけた議員活動を続けてきました。その政策立案能力を評価いただき、酒井直人区長の公約作成では中心的な役割を担いました。
質問3.ご自分はどのような幼児・小学生でしたか?簡単なエピソードを教えてください。
小学生の頃、7歳年下の弟が産まれました。赤ちゃんが可愛くて、お風呂に入れたりご飯を食べさせたりと熱心に親の手伝いをしていた記憶があります。私は今でも子ども好きで、また、娘のお友だちなどからやたらと懐かれるのですが、その原点はこの頃にあるのかなぁと思っています。
(でも、自分に子供が産まれてから振り返ってみると、本人は手伝っているつもりでも親としては邪魔だったのかもしれない…という気がしてきました。)
質問4.有権者アンケート「未来の中野区議さんへ質問したいこと、ありますか?」の有権者の質問から、1つ自由に質問を選びご回答ください。
【選んだ質問⇒No11 : 乳幼児を家庭で保育している世帯、いわゆる専業主婦世帯への行政による子育て支援の必要性を感じていますか?また、どんな支援が必要だと考えますか。 】
我が家が保育園利用の当事者であることや現在の社会状況等からどうしても保育園に話題が偏りがちなので、ここでは敢えてこの質問を選びました。平成30年度の保育需要は45.1%です。つまり、乳幼児のいらっしゃる世帯の半数以上は家庭で子育てをしており、そうしたご家庭への支援はとても重要であると考えています。
目下の課題は、児童館の存続と子育て広場の整備、乳幼児親子に喜ばれるような公園整備です。児童館存続は区長の公約に盛り込み一定の方針転換はできました。しかし、どの児童館を残すか、何館残すかはまだ決まっていません。私は議会で「児童館は自転車圏内に最低1つ、子育てひろばはベビーカー圏内に最低1つ」といった考え方を持って整備を進めるよう求めています。
公園については、特に子育て世帯の方々から近隣区に比べて「がっかり公園が多い」とご意見をいただくことが多くあります。来年度予算には、公園再整備計画策定の経費約1700万円が計上されており、この計画策定が汚名返上の契機となることを期待しています。
立憲民主議員団としては、国や東京都の特定財源だけでなく、場合によって区の財源を使った遊具更新に取り組むべきと求めています。特定財源(補助金)には交付を受けるための一定の条件があって、「補助金を使ってがっかり遊具を更新しようとしたら、同じがっかり遊具をまた設置しないといけない」といったこともあるようです。補助金第一ではなく利用者第一の整備に発想を転換する必要があります。
児童館の存続ともかかわりますが、地域で子育て仲間を見つけられるようなきっかけ作りも重要です。児童館職員などがコーディネート役となり仲間作りをサポートしたり、民間で居場所作りに取り組んでいる団体の支援をしたり、区としてやるべきことはたくさんあります。こうした取り組みは、児童虐待の未然防止・早期発見という観点からも重要です。
今は両親フルタイム共働きが事実上の利用前提条件になってしまっている保育園も、本来はそれぞれのご家庭の利用意向に合わせて柔軟に利用できるべき施設です。幼児保育無償化の影響で待機児童解消が遅れてしまう懸念もあり、すぐにそこまで実現するのは難しいのですが、まずは一時保育の利用勝手の向上などから取り組みたいと考えています。
また、区内のどこか一か所には、大型室内遊園施設を作りたいと考えています。四谷のおもちゃ美術館やとしまえんのASOBRAVO!のようなイメージです。乳幼児親子が多く集まる施設を作れば、その周辺にも自然と子育て世帯向けの店舗などが増えていく筈です。公共施設のあり方全体の中で考えなければならないのでハードルは高いですが、挑戦をしたいと思います。
自由記述 (有権者からの質問に追加で答えてくだされば大歓迎ですし、ご自身のウェブサイトのURLを記載いただいても構いません。好きなことをご自由にお書きください。)
子育て環境向上委員会のみなさんの熱心な取り組みには、いつも頭の下がる思いです。昨年夏に参加させていただいた屋上プールイベントは、娘にとってもよい思い出になりました。9月にいただいた政策要望は、子育て当事者としても議員としても共感できるものが多く、会派としての区長、教育委員会への予算要望に反映をさせていただきました。
上にも書いた通り、私も子育て中の立場です。子育て中の皆さんのご意見をできる限り区政に反映して、子育て先進区・中野の実現を目指していきたいと考えています。区長が変わり、児童館・区立幼稚園・区立保育園の全廃方針が見直されるなど、一定の成果も出てきています。
一方で、私たちは将来にわたる区財政についても責任を負っています。子育て支援・教育に関わる予算は増やしていかなければなりませんが、それでも全てが叶えられるわけではないという点にはご理解をいただきたいと思っています。限られた予算を効果的な子育て支援政策にまわせるよう優先順位を明確にして取り組んでいきたいと考えていますし、政策効果や優先順位の見極めには、当事者の皆さんとの絶え間ないコミュニケーションが欠かせません。
選挙のあるなしにかかわらず、ブログ、SNS等で情報発信や意見交換を続けています。ご意見、ご質問、ご要望等もいただければと思っています。ぜひ、子育て先進区・中野を共に作っていきましょう。
なお、質問4で取り上げた以外の有権者アンケート結果からの質問については、今後テーマ毎にまとめてブログ等でお答えをしていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
Twitter:https://twitter.com/moritakayuki
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